お宮参りの着物(産着)によく使われている柄の紹介 男の子

お宮参りの着物に最も多くみられるのが鷹の柄です。
鷹は大空高くから眼光鋭い目で遠くを見渡し、地上の小さな動物を獲物にします。
遠い先まで見通せる力という意味や鋭い爪でつかんだ幸運を離さないという意味があります。
子供様が『先を見通す力』や『幸運を掴む力』がつくようにと思いを込めて、鷹の柄を好まれる方が多くなっています。
また、昔は身分の高い方たちの間で鷹狩りが行われており、権威の象徴でもあることから、男の子の出世や大成を願う想いも込められています。

お宮参りの着物で2番目に多くみられるのが、兜の柄です。
兜の柄といいますと、前面に鍬形(くわがた)を飾った星兜がよくつかわれています。
昔から男の子は出世や大成を望まれてきました。
男の子の大事な頭を守る兜には、災難や邪気から守るという意味があります。
また、豪華な飾りのある兜は身分の高いもののみが付けることを許されており、男の子の着物に描かれることが多くなっています。

束ね熨斗

熨斗は鮑の肉を薄く剥いで引き伸ばし、紙の間にはさんで祝儀の進物や引き出物に添えたのが始まりです。
それを細長い帯状に模様化したのが熨斗文様です。
その熨斗文様をを数本束ねたものを束ね熨斗といいます。
束ね熨斗は吉祥文様として、お宮参りの着物や訪問着・振袖・留袖などの着物の柄として使われています。

鯉は龍門とよばれる急瀬をも登り、やがて龍になるといわれ、出世魚として古くから尊重されてきました。
波間の鯉、鯉の滝登り、鯉尽くしなど多数の文様があります。
名物裂の荒磯緞子にも見られるほか、江戸時代のゆかたの柄にも多く用いられています。

龍の柄は中国古代の神仙思想に由来する想像上の動物で、鳳凰と共に端獣の代表とされてきました。
天子の袍の文様の他、服飾品にも数々取り入れられています。
正倉院裂にも意匠化され、室町時代から江戸時代にかけての金襴、緞子、能衣装や歌舞伎衣装にも多く見られます。

宝船

宝船の柄は米俵や宝物を積んだ帆掛け舟が原型で、後に七福神も描かれるようになりました。
人生の航海に困らないようにとの思いを込めてお宮参りの着物に描かれています。

亀甲

亀甲柄とは正六角形の幾何学文様で、亀の甲に似ているのでこの名がついています。
長寿吉兆を祝うめでたい柄として、アジア各国に古くから見られ、日本では平安時代に
有職文様として定着して以来、今に至るまで、染織品に限らず各種工芸品でも大変好まれている文様です。
子供様の健やかな成長と長寿の意味でお宮参りの着物にもよく使われている柄です。

打ち出の小槌

打ち出の小槌は、欲しいものや願い事を唱えて振ると願いどおりの物が出てくると言われています。
七福神の大黒様が持っているのが有名であり、宝尽くしの文様の図案のひとつとしても用いられています。
子供様が、将来願いが叶い、物に困らないようにと、お宮参りの着物に使われています。

鎧縅

鎧の札を組紐や細井革で綴ったものを縅といいます。
模様化されているのは主に鎧の袖部分で、帯幅いっぱいに並べて縅糸のぼかしや色の取り合わせが奇麗です。
武士の体を守る防具ということから、危険から身を守るという意味あいでお宮参りの着物にもよく使われる柄となっています。

鏡裏(きょうり)

鏡は古く中国から伝わり、神秘的な力を持つものとされてきました。
正倉院には、裏を金、銀、螺鈿で飾った華麗な鏡が残されています。
こうした古鏡の形と図柄を文様化したり、中に草花文を入れて、礼装の帯やきものなどに用います。
かがみうらともいいます。

 

 

 

 

 

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